AI生成に必要なPCスペックの基本

AI生成PCに求められる性能とは
AI生成を快適に行うためには、グラフィックボードの性能が最も重要になります。
画像生成AIのStable DiffusionやMidjourneyのローカル実行、動画生成AIのRunway MLやPika、さらにはLLMの推論処理まで、これらすべてがGPUの演算能力に大きく依存しているからです。
CPUやメモリも無視できませんが、AI生成の処理速度を決定づけるのは圧倒的にグラフィックボードの性能といえます。
特にローカル環境でAI生成を行う場合、クラウドサービスと違って月額料金を気にせず何度でも生成できるメリットがあります。
ただし、そのためには相応のハードウェア投資が必要になってしまいますよね。
AI生成の種類によって変わる要求スペック
画像生成AIであれば512×512ピクセル程度の低解像度なら比較的軽量なGPUでも動作しますが、1024×1024以上の高解像度や、ControlNetなどの高度な制御を使う場合は高性能なGPUが必須です。
動画生成AIはさらに要求スペックが高く、数秒の動画を生成するだけでも膨大なVRAM(ビデオメモリ)を消費することが分かっています。
LLMを使ったテキスト生成やチャットボットの場合、モデルのパラメータ数によって必要なVRAM容量が大きく変わります。
70億パラメータのモデルなら16GB程度のVRAMで動作しますが、130億パラメータ以上のモデルになると24GB以上が望ましいでしょう。
予算別の推奨構成の考え方
予算25万円から35万円のミドルレンジ構成なら、GeForce RTX5070TiまたはRadeon RX 9070XTが選択肢に入ります。
VRAMが16GBから24GB程度に増えるため、より高解像度の画像生成や、中規模のLLMモデルも快適に動作します。
CPUはCore Ultra 7 265KFまたはRyzen 7 9800X3Dにアップグレードし、メモリは64GBに増設、ストレージも2TBに拡張するのが理想的。
予算40万円以上のハイエンド構成では、GeForce RTX5080やRTX5090が視野に入ります。
グラフィックボードの選び方

NVIDIA GeForce RTX 50シリーズの特徴
GeForce RTX 50シリーズは、BlackwellアーキテクチャとGDDR7メモリの採用により、前世代から大幅な性能向上を実現しています。
特にAI処理に特化した第5世代Tensorコアは、画像生成AIの推論速度を飛躍的に高めており、Stable Diffusionの生成時間が前世代比で30%から40%短縮されるケースも報告されています。
DLSS 4とニューラルシェーダへの対応も見逃せません。
これらの技術はゲーム用途だけでなく、AI生成の後処理やアップスケーリングにも活用できるため、低解像度で生成した画像を高品質に拡大する際に威力を発揮します。
DisplayPort 2.1bへの対応により、8K出力も可能になっており、将来的な拡張性も確保されています。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 48918 | 101223 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 32301 | 77528 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 30293 | 66294 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30216 | 72913 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27290 | 68448 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26630 | 59818 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 22052 | 56404 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 20012 | 50130 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16638 | 39097 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 16069 | 37933 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 15930 | 37712 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14707 | 34676 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13807 | 30644 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13264 | 32135 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10872 | 31521 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10701 | 28386 | 115W | 公式 | 価格 |
AMD Radeon RX 90シリーズの特徴
Radeon RX 90シリーズは、RDNA 4アーキテクチャと2nd世代AIアクセラレータにより、コストパフォーマンスに優れたAI生成環境を提供します。
FSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術は、NVIDIAのDLSSに対抗する技術として注目されており、オープンソースのAI生成ツールとの相性も良好です。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BL
| 【ZEFT R61BL スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IU
| 【ZEFT R60IU スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| キャプチャカード | キャプチャボード AVERMEDIA Live Gamer 4K GC575 |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R62L
| 【ZEFT R62L スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CO
| 【ZEFT Z55CO スペック】 | |
| CPU | Intel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake Versa H26 |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
VRAM容量による生成可能な内容の違い
8GBのVRAMでは、Stable Diffusionの基本的な画像生成は可能ですが、高解像度生成やバッチ処理、複数のLoRAモデルの同時使用などは制限されてしまいますよね。
16GBのVRAMがあれば、1024×1024ピクセルの高解像度画像生成や、ControlNetを使った高度な制御、さらには小規模なLLMモデルの推論も快適に行えます。
GeForce RTX5060TiやRTX5070は16GBのVRAMを搭載しており、多くのAI生成用途において充分な容量を提供します。
24GB以上のVRAMを持つGeForce RTX5070TiやRTX5080になると、2048×2048ピクセル以上の超高解像度生成や、複数の画像を同時に生成するバッチ処理、130億パラメータクラスのLLMモデルの推論が可能になります。
動画生成AIを本格的に使いたい方は、24GB以上のVRAMを搭載したモデルを選択した方がいいでしょう。
32GBのVRAMを持つGeForce RTX5090は、現時点でコンシューマー向けGPUの最高峰。
大規模なLLMモデルの推論や、4K解像度での動画生成、複数のAIモデルを同時に実行するマルチタスク環境にも対応できます。
プロフェッショナルな用途や、将来的な拡張性を重視する方には、RTX5090を選択しない手はありませんね。
推奨グラフィックボード一覧
| 用途 | 推奨モデル | VRAM容量 | 価格帯 | 適した作業内容 |
|---|---|---|---|---|
| エントリー | RTX5060Ti / RX 9060XT | 16GB | 5万円~8万円 | 基本的な画像生成、小規模LLM推論 |
| ミドルレンジ | RTX5070 / RX 9070 | 16GB~20GB | 8万円~12万円 | 高解像度画像生成、中規模LLM推論 |
| ミドルハイ | RTX5070Ti / RX 9070XT | 20GB~24GB | 12万円~18万円 | 超高解像度画像生成、動画生成入門 |
| ハイエンド | RTX5080 | 24GB~28GB | 18万円~25万円 | プロフェッショナル画像生成、本格的動画生成 |
| 最上位 | RTX5090 | 32GB | 30万円~40万円 | 大規模LLM推論、4K動画生成、マルチタスク |
CPUの選び方

AI生成におけるCPUの役割
AI生成においてCPUは、グラフィックボードほど直接的な影響を与えませんが、データの前処理やファイルの読み書き、システム全体の安定性を支える重要な役割を担っています。
特に大量の画像を一括処理する場合や、動画のエンコード作業を並行して行う場合には、CPUの性能が作業効率に大きく影響することが分かっています。
これにより、GPUの負荷を軽減しながら、複数のAIタスクを同時に処理することも可能です。
最新CPU性能一覧
| 型番 | コア数 | スレッド数 | 定格クロック | 最大クロック | Cineスコア Multi |
Cineスコア Single |
公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | 24 | 24 | 3.20GHz | 5.70GHz | 43264 | 2449 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9950X | 16 | 32 | 4.30GHz | 5.70GHz | 43016 | 2254 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9950X3D | 16 | 32 | 4.30GHz | 5.70GHz | 42043 | 2245 | 公式 | 価格 |
| Core i9-14900K | 24 | 32 | 3.20GHz | 6.00GHz | 41333 | 2343 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7950X | 16 | 32 | 4.50GHz | 5.70GHz | 38788 | 2064 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7950X3D | 16 | 32 | 4.20GHz | 5.70GHz | 38712 | 2036 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265K | 20 | 20 | 3.30GHz | 5.50GHz | 37471 | 2341 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265KF | 20 | 20 | 3.30GHz | 5.50GHz | 37471 | 2341 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 9 285 | 24 | 24 | 2.50GHz | 5.60GHz | 35834 | 2183 | 公式 | 価格 |
| Core i7-14700K | 20 | 28 | 3.40GHz | 5.60GHz | 35692 | 2220 | 公式 | 価格 |
| Core i9-14900 | 24 | 32 | 2.00GHz | 5.80GHz | 33934 | 2194 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9900X | 12 | 24 | 4.40GHz | 5.60GHz | 33072 | 2223 | 公式 | 価格 |
| Core i7-14700 | 20 | 28 | 2.10GHz | 5.40GHz | 32702 | 2088 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9900X3D | 12 | 24 | 4.40GHz | 5.50GHz | 32591 | 2179 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7900X | 12 | 24 | 4.70GHz | 5.60GHz | 29405 | 2027 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265 | 20 | 20 | 2.40GHz | 5.30GHz | 28688 | 2142 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265F | 20 | 20 | 2.40GHz | 5.30GHz | 28688 | 2142 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 245K | 14 | 14 | 3.60GHz | 5.20GHz | 25581 | 0 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 245KF | 14 | 14 | 3.60GHz | 5.20GHz | 25581 | 2161 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 9700X | 8 | 16 | 3.80GHz | 5.50GHz | 23205 | 2198 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 9800X3D | 8 | 16 | 4.70GHz | 5.40GHz | 23193 | 2078 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 235 | 14 | 14 | 3.40GHz | 5.00GHz | 20963 | 1847 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 7700 | 8 | 16 | 3.80GHz | 5.30GHz | 19606 | 1925 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 7800X3D | 8 | 16 | 4.50GHz | 5.40GHz | 17822 | 1804 | 公式 | 価格 |
| Core i5-14400 | 10 | 16 | 2.50GHz | 4.70GHz | 16128 | 1766 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 5 7600X | 6 | 12 | 4.70GHz | 5.30GHz | 15367 | 1969 | 公式 | 価格 |
Intel Core Ultra 200シリーズの特徴
高性能なPコア(Performance Core)と、省電力なEコア(Efficiency Core)を使い分けることで、高負荷時の性能と低負荷時の省電力性を両立しているのが特徴です。
NPUの統合により、Windows 11のAI機能やローカルで動作する軽量なAIアシスタントなどを、GPU負荷をかけずに実行できます。
Thunderbolt 4やPCIe 5.0といった高速I/Oにも対応しており、大容量データの転送速度も優れています。
Core Ultra 7 265KとCore Ultra 7 265KFは、8つのPコアと12つのEコアを搭載し、マルチスレッド性能に優れています。
AMD Ryzen 9000シリーズの特徴
特にシングルスレッド性能が強化されており、AI生成ツールの起動速度やUIの応答性が向上しています。
X3Dモデルは、3D V-Cacheという大容量キャッシュを搭載しており、データアクセスの高速化により、大量の画像ファイルを扱う作業で優れたパフォーマンスを発揮します。
Ryzen 7 9800X3Dは、ゲーミング性能とクリエイティブ性能のバランスが取れており、AI生成だけでなく、ゲーム実況や配信も行いたい方に適しています。
Ryzen 9 9950X3Dは、16コア32スレッドという圧倒的なマルチスレッド性能を持ち、複数のAI生成タスクを同時に実行する場合や、動画生成AIで長時間のレンダリングを行う場合に真価を発揮します。
価格はCore Ultra 9 285Kよりもやや高めですが、マルチスレッド性能を重視するなら選択する価値があります。
コストパフォーマンスで選ぶCPU
予算を抑えつつ高性能を求めるなら、Core Ultra 7 265KFまたはRyzen 7 9700Xが最適解です。
Core Ultra 7 265KFは、内蔵グラフィックスを省略したモデルで、別途グラフィックボードを搭載する前提なら、通常版よりも5,000円から8,000円程度安く購入できます。
AI生成PCでは必ずグラフィックボードを搭載するため、F付きモデルを選ばない理由はありません。
Ryzen 7 9700Xは、8コア16スレッドという充分なマルチスレッド性能を持ちながら、価格は4万円台前半と手頃です。
消費電力も65Wと低めに設定されており、空冷CPUクーラーでも充分に冷却できるため、冷却コストも抑えられます。
Core Ultra 5 235FやRyzen 5 9600は、さらに予算を抑えたい方向けの選択肢。
6コア12スレッドという構成ですが、AI生成の基本的な用途には充分対応できます。
ただし、動画生成AIや大規模なバッチ処理を頻繁に行う予定があるなら、Core Ultra 7以上を選択した方が後悔しないでしょう。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60YF


| 【ZEFT R60YF スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen5 8500G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.50GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61FD


| 【ZEFT R61FD スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9070XT (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White |
| マザーボード | AMD X870 チップセット ASRock製 X870 Steel Legend WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CT


| 【ZEFT R60CT スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Fractal Pop XL Silent Black Solid |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54C


| 【ZEFT Z54C スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | DeepCool CH510 ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
推奨CPU一覧
| 用途 | Intel推奨モデル | AMD推奨モデル | コア数 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| エントリー | Core Ultra 5 235F | Ryzen 5 9600 | 6コア12スレッド | 2万円~3万円 |
| ミドルレンジ | Core Ultra 7 265KF | Ryzen 7 9700X | 8コア16スレッド | 4万円~5万円 |
| ミドルハイ | Core Ultra 7 265KF | Ryzen 7 9800X3D | 8コア16スレッド | 5万円~7万円 |
| ハイエンド | Core Ultra 9 285KF | Ryzen 9 9950X | 16コア32スレッド | 7万円~10万円 |
| 最上位 | Core Ultra 9 285K | Ryzen 9 9950X3D | 16コア32スレッド | 10万円~13万円 |
メモリの選び方


AI生成に必要なメモリ容量
16GBのメモリでも基本的な画像生成は可能ですが、Windowsのシステムやバックグラウンドアプリケーションが数GBを消費するため、実際にAI生成に使える容量は10GB程度に制限されてしまいますよね。
32GBのメモリがあれば、ほとんどのAI生成用途で快適に作業できます。
Stable Diffusionで複数の画像を同時生成したり、PhotoshopやGIMPで生成した画像を編集したり、Webブラウザで参考資料を開きながら作業したりと、マルチタスク環境でもメモリ不足に悩まされることはありません。
特にRunway MLやPikaなどの動画生成AIは、プレビュー生成時に大量のメモリを消費するため、32GBでは不足する場合もあります。
また、複数のAIモデルを同時に読み込んで切り替えながら作業する場合も、64GB以上のメモリがあると作業効率が大幅に向上します。
DDR5メモリの選択基準
現行のCore Ultra 200シリーズとRyzen 9000シリーズは、どちらもDDR5メモリに対応しています。
DDR5-5600が標準規格となっており、BTOパソコンでもこの規格が採用されることが当たり前になっています。
メモリメーカーは、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungが人気です。
Crucialは価格と品質のバランスが良く、初心者にも扱いやすいのが特徴。
GSkillは高クロック動作に対応したオーバークロックメモリを多数ラインナップしており、性能を追求したい方に適しています。
Samsungは信頼性が高く、長期間の安定動作が期待できます。
BTOパソコンを購入する場合、メモリメーカーを指定できるショップを選ぶのがおすすめです。
安価なノーブランドメモリは、初期不良率が高かったり、長期使用時の安定性に不安があったりするため、信頼できるメーカーのメモリを選択しましょう。
デュアルチャネル構成の重要性
例えば32GBのメモリが必要な場合、32GB×1枚ではなく、16GB×2枚の構成にすることで、メモリアクセス速度が向上し、AI生成の処理速度も改善されます。
BTOパソコンでは、通常デュアルチャネル構成が標準となっていますが、念のため構成を確認しておくことをおすすめします。
また、将来的にメモリを増設する予定がある場合は、マザーボードのメモリスロット数も確認しておきましょう。
4スロットあれば、16GB×2枚から16GB×4枚への増設が可能です。
ストレージの選び方


Gen.4 SSDとGen.5 SSDの違い
ただし、AI生成においてストレージ速度が直接的に影響するのは、モデルファイルの読み込み時や、生成した画像の保存時に限られます。
Gen.5 SSDは価格がGen.4の1.5倍から2倍程度高く、さらに発熱が非常に高いため、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。
AI生成の体感速度向上は限定的なため、その分の予算をグラフィックボードやメモリに回した方が効果的です。
AI生成だけが目的なら、Gen.4 SSDで充分に快適な環境を構築できます。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60XV


| 【ZEFT R60XV スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R67O


| 【ZEFT R67O スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Corsair FRAME 4000D RS ARGB Black |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R62U


| 【ZEFT R62U スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9900X3D 12コア/24スレッド 5.50GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58E


| 【ZEFT Z58E スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R54DG


| 【ZEFT R54DG スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS TUF Gaming GT502 Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
推奨ストレージ容量
AI生成に必要なストレージ容量は、使用するモデルの数や、生成した画像の保存方法によって大きく変わります。
Stable Diffusionの基本モデルは2GBから7GB程度ですが、複数のモデルやLoRA、VAEなどを保存すると、すぐに100GBを超えてしまいますよね。
OSやアプリケーションで200GB程度、AIモデルで200GB程度、作業領域で200GB程度を確保すると、実際に使える容量は400GB程度になってしまいます。
2TBのSSDが、AI生成PCにおける最もバランスの取れた容量です。
複数のAIモデルを保存しても余裕があり、生成した画像を数千枚単位で保存できます。
価格も1TBの1.5倍程度で、容量あたりのコストパフォーマンスも優れています。
動画ファイルは画像と比較して容量が大きく、数分の動画でも数GBになることがあるため、余裕を持った容量を確保しておくと安心です。
推奨SSDメーカー
特にWD_BLACK SN850Xシリーズは、Gen.4 SSDの中でも高速で、5年保証が付いているため、長期間安心して使用できます。
Crucialは、Micron製のNANDフラッシュを使用しており、コストパフォーマンスに優れています。
P5 PlusシリーズやT700シリーズは、価格を抑えつつ高性能を実現しており、予算重視の方におすすめです。
キオクシアは、日本メーカーとしての信頼性が高く、EXCERIA PROシリーズは読込速度7,300MB/sという高性能を実現しています。
国内サポートも充実しており、初心者でも安心して選択できます。
冷却システムの選び方


空冷CPUクーラーと水冷CPUクーラーの比較
特にCore Ultra 7 265KFやRyzen 7 9700Xクラスなら、3,000円から5,000円程度のミドルレンジ空冷クーラーでも問題なく運用できます。
空冷CPUクーラーのメリットは、価格が安く、メンテナンスが不要で、故障リスクが低いことです。
DEEPCOOLのAK400やサイズの虎徹 Mark IIIなどは、コストパフォーマンスに優れた定番モデルとして人気があります。
静音性も高く、AI生成の長時間作業でも気になりません。
水冷CPUクーラーは、冷却性能が高く、見た目もスタイリッシュですが、価格が1万円から3万円程度と高めです。
また、ポンプやチューブの経年劣化により、数年後に液漏れのリスクがあるため、定期的なメンテナンスが推奨されます。
ケースのエアフロー設計
AI生成PCでは、グラフィックボードが大量の熱を発生するため、ケース全体のエアフロー設計が重要になります。
ピラーレスケースは、2面または3面が強化ガラス製で、内部が見えるデザイン性の高いケースとして人気があります。
NZXTのH9シリーズやLian LiのO11 Dynamicシリーズは、エアフローと見た目を両立した優れたケースです。
ただし、ガラスパネルは通気性が低いため、充分な数のケースファンを搭載する必要があります。
木製パネルケースは、Fractal DesignのNorth XLやCorsairの6500Dなどが人気で、高級感のある外観と優れた静音性を実現しています。
木材は振動を吸収する性質があり、ファンやHDDの動作音を軽減する効果もあります。
デザイン性と静音性を重視する方には、木製パネルケースがおすすめです。
スタンダードなケースは、DEEPCOOLのCH510やCOOLER MASTERのMasterBox TD500 Meshなどが人気で、メッシュパネルによる優れたエアフローと、手頃な価格が魅力です。
AI生成の処理中はGPUが高温になるため、冷却性能を最優先するなら、メッシュパネルのケースを選択しましょう。
電源ユニットの選び方


必要な電源容量の計算方法
GeForce RTX5070Tiの消費電力は約285W、Core Ultra 7 265KFは約125W、その他のパーツで約100Wとすると、合計で約510Wになります。
電源ユニットは、最大負荷時でも余裕を持たせるため、消費電力の1.5倍から2倍の容量を選ぶのが基本です。
RTX5070TiとCore Ultra 7 265KFの構成なら、750Wから850Wの電源ユニットが推奨されます。
80 PLUS認証の重要性
電源ユニットの効率を示す指標として、80 PLUS認証があります。
Corsairの RM850xやSeasonic Focus GX-850などは、80 PLUS Gold認証で10年保証が付いており、信頼性も高い人気モデルです。
予算に余裕があれば、Platinum認証のCorsair HX1000iやSeasonic Prime TX-1000なども検討する価値があります。
BTOパソコンと自作PCの比較


BTOパソコンのメリット
BTOパソコンは、パーツ選びから組み立て、動作確認まですべてショップが行ってくれるため、初心者でも安心して購入できます。
保証期間も1年から3年と長く、初期不良や故障時のサポートも充実しています。
パーツの相性問題を気にする必要もなく、届いたその日からすぐにAI生成を始められるのが最大のメリットです。
特にセール期間中は、自作PCよりも安く購入できるケースもあります。
人気メーカーのパーツを指定できるショップを選べば、品質面でも安心です。
自作PCのメリット
自作PCは、すべてのパーツを自分で選択できるため、細部までこだわった構成を実現できます。
特定のメーカーやモデルにこだわりたい場合や、RGB LEDの色を統一したい場合など、BTOパソコンでは実現できない要望にも対応できます。
パーツの知識が身につくのも、自作PCの大きなメリット。
トラブルが発生した際に自分で原因を特定して修理できるようになりますし、将来的なアップグレードも容易です。
グラフィックボードだけを最新モデルに交換したり、メモリを増設したりと、柔軟な拡張が可能です。
パーツを選ぶ過程や、組み立てる過程、初回起動時の緊張感など、完成品では味わえない体験が詰まっていると思います。
結局どちらを選ぶべきか
初めてAI生成PCを購入する方や、すぐに作業を始めたい方には、BTOパソコンを強く推奨します。
パーツの相性問題や組み立てミスのリスクがなく、保証も充実しているため、安心して使用できます。
特にAI生成は、環境構築だけでも初心者には難しい作業が多いため、ハードウェアのトラブルに時間を取られるのは避けたいところです。
また、特定のパーツにこだわりがある場合や、組み立て作業自体を楽しみたい場合にも、自作PCは良い選択肢です。
むしろBTOパソコンの方が、セール価格やポイント還元を考慮すると、トータルコストが安くなることもあります。
時間と手間を考えると、BTOパソコンのコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
予算別の推奨構成


15万円から20万円のエントリー構成
限られた予算でAI生成を始めるなら、グラフィックボードにGeForce RTX5060TiまたはRadeon RX 9060XTを選択し、CPUはCore Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600、メモリは32GB、ストレージは1TBのGen.4 SSDという構成が基本になります。
この構成でも、Stable Diffusionでの画像生成は快適に行えます。
1024×1024ピクセルの画像を数秒で生成でき、ControlNetやLoRAも問題なく使用できます。
小規模なLLMモデルの推論も可能で、70億パラメータクラスのモデルなら充分に実用的な速度で動作します。
ケースは、DEEPCOOLやCOOLER MASTERのスタンダードモデルを選び、CPUクーラーは空冷で充分です。
電源ユニットは650Wから750Wの80 PLUS Gold認証モデルを選択しましょう。
25万円から35万円のミドルレンジ構成
AI生成を本格的に楽しむなら、この価格帯が最もバランスが取れています。
RTX5070Tiの24GBのVRAMにより、2048×2048ピクセルの超高解像度画像生成や、複数の画像を同時生成するバッチ処理も快適に行えます。
動画生成AIの入門用途にも対応でき、数秒程度の短い動画なら実用的な速度で生成できます。
ケースは、NZXTやLian Liのピラーレスケース、またはFractal Designの木製パネルケースなど、デザイン性の高いモデルを選択できます。
CPUクーラーは、高性能な空冷クーラーまたは簡易水冷クーラーを検討しましょう。
電源ユニットは850Wから1000Wの80 PLUS Gold認証モデルが推奨されます。
40万円以上のハイエンド構成
プロフェッショナルな用途や、将来的な拡張性を重視するなら、GeForce RTX5080またはRTX5090を搭載した構成を選択しましょう。
CPUはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3D、メモリは64GB以上、ストレージは4TBのGen.5 SSDという構成が、現時点での最高峰です。
RTX5090の32GBのVRAMは、大規模なLLMモデルの推論や、4K解像度での動画生成にも対応できます。
複数のAIモデルを同時に実行するマルチタスク環境でも、メモリ不足に悩まされることはありません。
ケースは、最高級のピラーレスケースや木製パネルケースを選び、CPUクーラーは360mmラジエーターの大型簡易水冷クーラーを搭載しましょう。
電源ユニットは1000W以上の80 PLUS Platinum認証モデルが必須です。
| 予算帯 | GPU | CPU | メモリ | ストレージ | 電源 | 総額目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エントリー | RTX5060Ti / RX 9060XT | Core Ultra 5 235F / Ryzen 5 9600 | 32GB | 1TB Gen.4 | 650W~750W | 15万円~20万円 |
| ミドルレンジ | RTX5070Ti / RX 9070XT | Core Ultra 7 265KF / Ryzen 7 9800X3D | 64GB | 2TB Gen.4 | 850W~1000W | 25万円~35万円 |
| ハイエンド | RTX5080 / RTX5090 | Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D | 64GB~128GB | 4TB Gen.5 | 1000W~1200W | 40万円~60万円 |
AI生成ソフトウェアとの相性


Stable Diffusionの推奨スペック
基本的な動作には8GBのVRAMでも可能ですが、快適に使用するには16GB以上が推奨されます。
AUTOMATIC1111やComfyUIといったWebUIを使用する場合、複数のモデルやLoRAを読み込むと、メモリ使用量が急増します。
32GBのシステムメモリがあれば、複数のタブを開きながら作業しても、メモリ不足に悩まされることはありません。
動画生成AIの推奨スペック
数秒の動画を生成するだけでも、24GB以上のVRAMが推奨され、処理時間も数分から数十分かかることがあります。
動画生成AIを本格的に使用するなら、RTX5080またはRTX5090が必須です。
64GBのシステムメモリも推奨され、プレビュー生成時のメモリ消費を考慮すると、これ以下では快適な作業環境を構築できません。
ストレージも、動画ファイルは容量が大きいため、2TB以上が推奨されます。
Gen.5 SSDを選択すれば、動画の読み書き速度が向上し、作業効率も改善されます。
LLMの推奨スペック
LLM(大規模言語モデル)をローカルで動作させる場合、モデルのパラメータ数によって必要なVRAM容量が大きく変わります。
LM StudioやOllamaなどのツールを使用すれば、比較的簡単にLLMをローカル環境で動作させることができます。
ただし、推論速度はGPUの性能に大きく依存するため、RTX5070Ti以上のグラフィックボードが推奨されます。
複数のLLMモデルを切り替えながら使用する場合、ストレージ容量も重要です。
購入時の注意点とチェックリスト


BTOパソコン購入時の確認事項
BTOパソコンを購入する際は、まずカスタマイズ画面でパーツのメーカーや型番を確認しましょう。
グラフィックボードは、メーカーによって冷却性能や静音性が異なるため、可能であればASUSやMSI、GIGABYTEなどの大手メーカー製を選択するのがおすすめです。
メモリとストレージも、メーカーを指定できるショップを選びましょう。
Crucial、GSkill、WD、キオクシアなどの人気メーカーを選択できれば、品質面で安心です。
ノーブランドのパーツは、価格は安いですが、信頼性に不安があります。
保証期間とサポート内容も重要なチェックポイント。
1年保証が標準ですが、3年保証に延長できるオプションがある場合は、検討する価値があります。
特に高額なハイエンド構成を購入する場合は、長期保証があると安心です。
納期と支払い方法の確認
BTOパソコンは、受注生産のため、注文から納品まで1週間から2週間程度かかることが一般的です。
繁忙期やセール期間中は、さらに時間がかかる場合もあるため、余裕を持って注文しましょう。
支払い方法は、クレジットカード、銀行振込、代金引換、分割払いなど、複数の選択肢があります。
到着後の動作確認
問題がなければ、電源を入れて、Windowsが正常に起動するか確認します。
次に、デバイスマネージャーを開いて、すべてのパーツが正しく認識されているか確認しましょう。
特にグラフィックボードとメモリは、認識されていない場合があるため、注意が必要です。
ベンチマークソフトを実行して、性能が仕様通りか確認するのも重要です。
AI生成PCの将来性と拡張性


今後のAI技術の進化予測
AI生成技術は、急速に進化しており、数ヶ月単位で新しいモデルやツールがリリースされています。
画像生成AIは、解像度の向上や生成速度の改善が進んでおり、将来的には8K解像度の画像もリアルタイムで生成できるようになると予想しています。
ただし、それに伴ってハードウェアの要求スペックも上がるため、将来的なアップグレードを見据えた構成を選択することが重要です。
LLMも、パラメータ数の増加により、より高度な推論が可能になっています。
現在は130億パラメータのモデルが主流ですが、将来的には数千億パラメータのモデルがコンシューマー向けGPUで動作するようになるかもしれません。
アップグレードしやすい構成の選び方
将来的なアップグレードを考慮するなら、拡張性の高い構成を選択しましょう。
マザーボードは、PCIe 5.0スロットを複数搭載したモデルを選び、将来的にグラフィックボードを追加できるようにしておくと便利です。
メモリスロットも、4スロット搭載したマザーボードを選べば、16GB×2枚から16GB×4枚への増設が容易です。
ストレージも、M.2スロットが複数あれば、システム用とデータ用でSSDを分けることができます。
電源ユニットは、余裕を持った容量を選択しましょう。
現在の構成では750Wで充分でも、将来的にハイエンドグラフィックボードにアップグレードする可能性を考えると、850Wから1000Wの電源を選択しておくと安心です。
長期的なコストパフォーマンス
AI生成PCは、初期投資が高額ですが、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れています。
クラウドベースのAI生成サービスは、月額数千円から数万円のコストがかかりますが、ローカル環境なら電気代以外のランニングコストはかかりません。
仮に月額5,000円のクラウドサービスを使用した場合、年間で6万円、3年間で18万円のコストになります。
30万円のAI生成PCを購入すれば、5年間使用しても、クラウドサービスよりも安く済む計算です。
さらに、ローカル環境なら、生成回数の制限や、データのプライバシーを気にする必要もありません。
よくある質問


AI生成PCは普通のゲーミングPCと何が違うのか
ゲーミングPCは、高フレームレートでのゲームプレイを重視するため、CPUのシングルスレッド性能とGPUの描画性能が重要です。
一方、AI生成PCは、GPUのVRAM容量とTensorコア性能、システムメモリ容量が重要になります。
具体的には、ゲーミングPCでは16GBのVRAMでも充分ですが、AI生成PCでは24GB以上が推奨されるケースが多いです。
また、システムメモリも、ゲーミングPCでは32GBで充分ですが、AI生成PCでは64GB以上が推奨されます。
ただし、AI生成とゲームの両方を楽しみたい場合は、両方の要件を満たす構成を選択すれば、どちらも快適に使用できます。
中古パーツでAI生成PCを組むのはありか
中古パーツでAI生成PCを組むことは可能ですが、いくつかの注意点があります。
まず、グラフィックボードは、マイニングで酷使された個体が市場に出回っているため、信頼性に不安があります。
特に保証が切れている中古品は、故障リスクが高いため、避けた方が無難です。
CPUやメモリは、比較的故障しにくいパーツなので、中古でも問題ない場合が多いです。
ただし、最新のCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、まだ中古市場に出回っていないため、旧世代のモデルを選択することになります。
ストレージは、使用時間や書き込み量によって寿命が大きく変わるため、中古品は避けた方がいいでしょう。
SSDは、突然故障することがあり、データが失われるリスクがあります。
ノートPCでもAI生成はできるのか
ノートPCでもAI生成は可能ですが、デスクトップPCと比較して性能が大きく制限されます。
ゲーミングノートPCに搭載されるGPUは、デスクトップ版と比較して性能が20%から30%程度低く、VRAMも少ないことが多いです。
また、ノートPCは冷却性能が限られているため、長時間の連続稼働でサーマルスロットリング(熱による性能低下)が発生しやすいです。
AI生成は、数時間にわたって高負荷をかけ続けることが多いため、ノートPCでは快適な作業環境を維持するのが難しい場合があります。
RTX5070以上を搭載したモデルなら、基本的な画像生成は充分に快適に行えます。
AI生成PCの電気代はどれくらいかかるのか
RTX5070Tiを搭載したミドルレンジ構成で、1日3時間のAI生成作業を行った場合、消費電力は平均で約400W程度です。
RTX5090を搭載したハイエンド構成では、消費電力が約600W程度になるため、1日あたり約54円、1ヶ月で約1,620円です。
年間では約19,440円の電気代がかかる計算になりますが、クラウドサービスの月額料金と比較すれば、充分に安いといえます。
電気代を抑えたい場合は、80 PLUS Platinum認証の高効率電源ユニットを選択したり、使用しない時はPCをシャットダウンしたりすることで、年間数千円の節約が可能です。
完成品PCとBTOパソコンはどちらがおすすめか
完成品PCは、家電量販店やオンラインショップで販売されている、カスタマイズできない既製品のPCです。
BTOパソコンと比較して、パーツ構成の自由度が低く、AI生成に最適化された構成を選択するのが難しい場合があります。
AI生成PCを購入するなら、BTOパソコンを強く推奨します。
BTOパソコンなら、グラフィックボードやメモリ、ストレージなど、AI生成に重要なパーツを自分の用途に合わせて選択できます。
また、人気メーカーのパーツを指定できるショップを選べば、品質面でも安心です。
完成品PCは、価格が安く見えることもありますが、実際にはノーブランドのパーツが使用されていたり、電源ユニットの品質が低かったりすることがあります。
長期的な信頼性を考えると、BTOパソコンの方がコストパフォーマンスに優れています。

