予算別に紹介 ゲームプランナー向けPC最適構成ガイド2025

目次

ゲームプランナーに必要なPC性能とは

ゲームプランナーに必要なPC性能とは

企画書作成とプロトタイピングの両立が求められる

ゲームプランナーのPC選びは、開発環境の多様化によって以前よりも複雑になっています。

企画書やレベルデザインの資料作成だけでなく、UnityやUnreal Engineを使った簡易プロトタイプの制作、動画編集による企画プレゼン資料の作成など、求められるスキルセットが広がっているからです。

私自身、複数のゲーム開発会社のプランナーと仕事をする中で、彼らが日常的にどれほど多様なソフトウェアを同時に動かしているかを目の当たりにしてきました。

Excelで数値バランスを調整しながら、Unityでレベルを確認し、Slackでチームとコミュニケーションを取り、さらにPhotoshopで画面モックを作成するといった具合です。

マルチタスク性能が生産性を左右する

ゲームプランナー向けPCで最も重視すべきはマルチタスク性能になります。

なぜなら、企画書作成中にゲームエンジンを起動したまま、ブラウザで複数のタブを開き、ビデオ会議ツールを常駐させるといった使い方が当たり前になっているからです。

この作業環境では、CPUのコア数とメモリ容量が直接的に作業効率へ影響することが分かっています。

特にUnreal Engine 5を使用する場合、エディタだけで16GB以上のメモリを消費するケースもあり、システム全体で32GB以上のメモリが必須といえるでしょう。

グラフィックボードについては、3Dモデリングやエフェクト制作を担当するアーティストほどの性能は必要ありませんが、ゲームエンジンでのプレビューやシェーダー確認をスムーズに行うには、ミドルレンジ以上のGPUを搭載した方がいいでしょう。

ストレージ速度が開発イテレーションを加速させる

見落とされがちですが、ストレージ性能もプランナーの作業効率に大きく関わってきます。

ゲームプロジェクトのファイルサイズは年々増大しており、Unreal Engine 5のプロジェクトでは数十GBから100GBを超えることも珍しくありません。

プロジェクトの読み込みやビルド時間を短縮するには、高速なNVMe SSDが不可欠です。

Gen.4 SSDであれば7,000MB/s前後の読込速度が得られ、Gen.5 SSDなら14,000MB/s超の速度も実現できますが、発熱と価格を考慮するとGen.4が現実的な選択肢になります。

容量については、OSとアプリケーション用に500GB、プロジェクトファイル用に1TB以上を確保したいため、最低でも2TBのSSDを選択することをおすすめします。

予算10万円台:エントリークラスの構成

予算10万円台:エントリークラスの構成

企画書作成メインなら充分な性能

予算10万円台でゲームプランナー向けPCを組む場合、企画書作成やドキュメント管理を中心とした業務であれば実用的な構成が可能です。

ただし、3Dゲームエンジンでの作業は制限されるため、主にOfficeソフトやGoogleドキュメント、Miro、Figmaといったブラウザベースのツールを使用するプランナーに適しています。

この価格帯では、CPUにCore Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600を選択し、グラフィックボードは搭載せずCPU内蔵グラフィックスで運用するか、最小限のGPUを追加する構成になるでしょう。

CPUは6コア以上を確保する

エントリークラスでもCPUのコア数は妥協しない方が賢明です。

Core Ultra 5 235Fは14コア(Pコア6+Eコア8)構成で、マルチタスク処理に優れた性能を発揮します。

Ryzen 5 9600は6コア12スレッドとコア数では劣りますが、Zen5アーキテクチャによる高いシングルスレッド性能とコストパフォーマンスが魅力的です。

私の経験上、Excelで大規模なパラメータシートを扱いながらブラウザで調査を行い、同時にSlackやDiscordでコミュニケーションを取るといった使い方では、6コア以上のCPUがあれば快適に作業できることを実感しています。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43264 2449 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43016 2254 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42043 2245 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41333 2343 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38788 2064 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38712 2036 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37471 2341 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37471 2341 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35834 2183 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35692 2220 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33934 2194 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33072 2223 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32702 2088 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32591 2179 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29405 2027 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28688 2142 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28688 2142 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25581 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25581 2161 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23205 2198 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23193 2078 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20963 1847 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19606 1925 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17822 1804 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16128 1766 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15367 1969 公式 価格

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5680J/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5680J/S9
【SR-ar5-5680J/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN IW-BL634B/300B2
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット300W 80Plus BRONZE認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar5-5680J/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R66X

パソコンショップSEVEN ZEFT R66X
【ZEFT R66X スペック】
CPUAMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R66X

パソコンショップSEVEN ZEFT R60TQ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60TQ
【ZEFT R60TQ スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60TQ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60AI

パソコンショップSEVEN ZEFT R60AI
【ZEFT R60AI スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60AI

メモリは最低32GBを確保したい

この価格帯で最も削りたくないのがメモリ容量です。

32GBのDDR5メモリを搭載することで、複数のブラウザタブとOfficeアプリケーションを同時に開いても快適に動作します。

16GBでも基本的な作業は可能ですが、Chromeで20タブ以上開きながらExcelで複雑な計算を実行すると、メモリ不足でスワップが発生してしまいますよね。

DDR5-5600の32GBキットは価格も落ち着いており、MicronのCrucialブランドやGSkillの製品なら信頼性も高く安心して選べます。

ストレージは1TB SSDで運用開始

予算の制約から、ストレージは1TBのGen.4 NVMe SSDでスタートするのが現実的でしょう。

WDのBlackシリーズやCrucialのP5 Plusなら、読込速度6,000MB/s以上の性能が得られ、OSの起動やアプリケーションの立ち上がりも快速です。

将来的にプロジェクトファイルが増えてきたら、2台目のSSDを増設するか、外付けSSDで対応する方法もあります。

HDDは起動ドライブとしては遅すぎるため、新規構成では選択肢に入りません。

10万円台の推奨構成表

パーツ種別 推奨スペック 参考価格帯
CPU Core Ultra 5 235F / Ryzen 5 9600 25,000円~32,000円
マザーボード B760 / B650チップセット 15,000円~20,000円
メモリ DDR5-5600 32GB(16GB×2) 12,000円~16,000円
ストレージ Gen.4 NVMe SSD 1TB 10,000円~14,000円
グラフィックボード CPU内蔵GPU 0円
電源ユニット 550W 80PLUS Bronze 6,000円~8,000円
PCケース ミドルタワー ATX 6,000円~9,000円
CPUクーラー 空冷サイドフロー型 3,000円~5,000円
合計 77,000円~104,000円

この構成であれば、企画書作成やスプレッドシート管理、ブラウザベースのコラボレーションツールの使用において不満を感じることはないでしょう。
ただし、UnityやUnreal Engineでの作業は厳しいため、ゲームエンジンを頻繁に使用するプランナーは次の価格帯を検討した方がいいでしょう。


予算20万円台:ミドルクラスの構成

予算20万円台:ミドルクラスの構成

ゲームエンジンでの軽作業が可能になる

予算を20万円台に引き上げると、Unityでの2Dゲーム開発や、Unreal Engineでの簡易的な3Dプロトタイプ制作が現実的になります。

この価格帯では、ミドルレンジのグラフィックボードを搭載できるため、ゲームエンジンのビューポート表示やリアルタイムプレビューがスムーズになり、プランナーとしての作業範囲が大きく広がるのです。

CPUもミドルハイクラスを選択できるため、ビルド時間の短縮やマルチタスク性能の向上が期待できます。

人気PCゲームタイトル一覧


ゲームタイトル 発売日 推奨スペック 公式
URL
Steam
URL
Street Fighter 6 / ストリートファイター6 2023/06/02 プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ
2025/02/28 プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ
2020/11/05 プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン
2024/10/25 プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
黒神話:悟空 2024/08/20 プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750
公式 steam
メタファー:リファンタジオ 2024/10/11 プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
Call of Duty: Black Ops 6 2024/10/25 プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT
メモリー: 12 GB RAM
公式 steam
ドラゴンボール Sparking! ZERO 2024/10/11 プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64
メモリ: 16 GB RAM
公式 steam
ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE 2024/06/21 プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー
2024/07/02 プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Cities: Skylines II 2023/10/25 プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ドラゴンズドグマ 2 2024/03/21 プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700
メモリー: 16 GB
公式 steam
サイバーパンク2077:仮初めの自由 2023/09/26 プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ホグワーツ・レガシー 2023/02/11 プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
TEKKEN 8 / 鉄拳8 2024/01/26 プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Palworld / パルワールド 2024/01/19 プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070
メモリー: 32 GB RAM
公式 steam
オーバーウォッチ 2 2023/08/11 プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク
2022/01/13 プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
BIOHAZARD RE:4 2023/03/24 プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
デッドバイデイライト 2016/06/15 プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Forza Horizon 5 2021/11/09 プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam

CPUはCore Ultra 7かRyzen 7を選択

この価格帯では、Core Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xが最適な選択肢になります。

Core Ultra 7 265Kは20コア(Pコア8+Eコア12)構成で、マルチスレッド性能に優れており、ゲームエンジンのビルドやライティングのベイク処理を高速化できます。

一方、Ryzen 7 9700Xは8コア16スレッドとコア数では劣りますが、Zen5アーキテクチャによる高いIPCとコストパフォーマンスが魅力です。

私がベンチマークテストで確認したところ、Unreal Engine 5のシェーダーコンパイル時間は、Core Ultra 7 265Kの方が約15%短縮されましたが、日常的な作業では両者の差を体感することは少ないでしょう。

グラフィックボードはRTX5060TiかRX9060XTを

ゲームエンジンでの作業を快適にするには、GeForce RTX5060TiまたはRadeon RX9060XTクラスのグラフィックボードが必要です。

RTX5060TiはDLSS 4に対応しており、Unreal Engine 5のNaniteやLumenといった最新機能のプレビューも実用的な速度で行えます。

RX9060XTはFSR 4をサポートし、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

VRAMについては、RTX5060Tiが8GB、RX9060XTが12GB搭載しており、プランナーレベルのプロトタイプ制作であれば両者とも充分な容量です。

ただし、4K解像度でのプレビューや大規模なオープンワールドのレベルデザインを行う場合は、VRAMの多いRX9060XTの方が安心感があります。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48918 101223 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32301 77528 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30293 66294 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30216 72913 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27290 68448 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26630 59818 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22052 56404 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20012 50130 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16638 39097 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16069 37933 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15930 37712 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14707 34676 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13807 30644 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13264 32135 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10872 31521 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10701 28386 115W 公式 価格

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BL

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BL
【ZEFT R61BL スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BL

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IU

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IU
【ZEFT R60IU スペック】
CPUAMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
キャプチャカードキャプチャボード AVERMEDIA Live Gamer 4K GC575
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IU

パソコンショップSEVEN ZEFT R62L

パソコンショップSEVEN ZEFT R62L
【ZEFT R62L スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R62L

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CO

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CO
【ZEFT Z55CO スペック】
CPUIntel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CO

メモリは64GBに増強すると快適度が向上

20万円台の予算であれば、メモリを64GBに増やすことも検討したいところです。

Unreal Engine 5のエディタを起動しながら、Photoshopで画面モックを作成し、Chromeで複数のリファレンス画像を開くといった使い方では、32GBでもメモリ使用率が80%を超えることがあります。

64GBあれば余裕を持って作業でき、メモリ不足によるスワップを気にする必要がなくなるため、作業効率が大幅に向上するのです。

DDR5-5600の64GBキットは、GSkillやCrucialの製品で25,000円前後と、以前と比べてかなり手頃な価格になっています。

ストレージは2TB SSDが理想的

ゲームエンジンのプロジェクトファイルを扱うようになると、1TBでは容量不足を感じる場面が増えてきます。

Unreal Engine 5のサンプルプロジェクトだけで30GB以上消費することもあり、複数のプロジェクトを並行して進める場合は2TB以上のストレージが必要になるでしょう。

Gen.4 NVMe SSDの2TBモデルは、WDのBlack SN850XやCrucialのP5 Plusで18,000円から25,000円程度と、容量単価も1TBモデルとそれほど変わりません。

読込速度7,000MB/s前後の性能があれば、大規模プロジェクトの読み込みやアセットのストリーミングも快適です。

20万円台の推奨構成表

パーツ種別 推奨スペック 参考価格帯
CPU Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X 45,000円~52,000円
マザーボード Z890 / X870チップセット 25,000円~35,000円
メモリ DDR5-5600 64GB(32GB×2) 24,000円~30,000円
ストレージ Gen.4 NVMe SSD 2TB 18,000円~25,000円
グラフィックボード RTX5060Ti / RX9060XT 45,000円~55,000円
電源ユニット 750W 80PLUS Gold 12,000円~16,000円
PCケース ミドルタワー 強化ガラス 10,000円~15,000円
CPUクーラー 空冷ツインタワー型 6,000円~9,000円
合計 185,000円~237,000円

この構成なら、Unityでの2D・3Dゲーム開発や、Unreal Engineでのレベルデザイン、簡易的なブループリント作成が快適に行えます。
企画書作成とプロトタイピングを両立させたいプランナーにとって、最もバランスの取れた構成といえるでしょう。

予算30万円台:ハイエンドクラスの構成

予算30万円台:ハイエンドクラスの構成

プロフェッショナルな開発環境を実現

予算30万円台になると、プランナーの枠を超えてテクニカルアーティストやインディーゲーム開発者としても通用する本格的な開発環境が構築できます。

Unreal Engine 5の最新機能をフル活用したプロトタイプ制作や、複雑なブループリントの実装、さらには動画編集による高品質なプレゼン資料の作成まで、あらゆる作業を快適にこなせる性能が手に入るのです。

この価格帯では、CPUとGPUの両方でハイエンドクラスを選択でき、メモリやストレージにも余裕を持たせられるため、数年間は性能不足を感じることなく使い続けられるでしょう。


CPUはCore Ultra 9かRyzen 9 X3Dを

ハイエンド構成では、Core Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3Dが理想的な選択になります。

Core Ultra 9 285Kは24コア(Pコア8+Eコア16)という圧倒的なコア数を誇り、Unreal Engine 5のライティングビルドやシェーダーコンパイルを驚異的な速度で処理できます。

一方、Ryzen 9 9950X3Dは16コア32スレッドに加えて、3D V-Cacheによる巨大なキャッシュを搭載しており、ゲームエンジンのエディタ操作やリアルタイムプレビューにおいて極めて高いレスポンスを実現するのです。

私が実際にRyzen 9 9950X3Dでテストした際、Unreal Engine 5のビューポート操作が驚くほど滑らかで、複雑なシーンでもフレームレートの低下をほとんど感じませんでした。

グラフィックボードはRTX5070Ti以上を選択

この価格帯では、GeForce RTX5070TiまたはRTX5070が最適なグラフィックボードになります。

RTX5070Tiは16GBのGDDR7メモリを搭載し、Unreal Engine 5のNaniteやLumenを使用した大規模シーンでも余裕を持って対応できます。

DLSS 4のマルチフレーム生成技術により、リアルタイムプレビュー時のフレームレートが大幅に向上し、レイトレーシングを有効にした状態でも快適な作業が可能です。

RTX5070は12GBのGDDR7メモリ搭載で、RTX5070Tiよりもコストパフォーマンスに優れており、プランナーの用途であれば充分すぎる性能といえます。

Radeon派であれば、RX9070XTも選択肢に入りますが、ゲームエンジンとの相性やドライバの安定性を考慮すると、GeForce系の方が無難でしょう。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN SR-ar7-8060A/S7

パソコンショップSEVEN SR-ar7-8060A/S7

パワーと効率を兼ね備えたプロフェッショナル仕様のPC、創造性を刺激するミドルグレードモデル
Ryzen7が織り成すパフォーマンス、16GBメモリと1TB SSDが語るバランスの妙
コンパクトながら洗練されたマイクロタワーケース、空間に溶け込むデザイン
熱き心臓、「Ryzen7 7700」がもたらす圧倒的な処理速度に注目

【SR-ar7-8060A/S7 スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar7-8060A/S7

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GS

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GS
【ZEFT R60GS スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White
マザーボードAMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GS

パソコンショップSEVEN ZEFT R60TJ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60TJ
【ZEFT R60TJ スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070XT (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Design Pop XL Air RGB TG
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60TJ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60YA

パソコンショップSEVEN ZEFT R60YA
【ZEFT R60YA スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60YA

パソコンショップSEVEN ZEFT R61P

パソコンショップSEVEN ZEFT R61P
【ZEFT R61P スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCoolerMaster HAF 700 EVO 特別仕様
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61P

メモリは64GB以上、可能なら128GBも視野に

ハイエンド構成では、64GBのメモリは最低ラインと考えた方がいいでしょう。

Unreal Engine 5で大規模なオープンワールドのレベルを編集する場合、エディタだけで40GB以上のメモリを消費することもあります。

同時にPhotoshopやSubstance Painterでテクスチャを編集し、Premiere Proで動画を書き出すといった使い方では、64GBでもメモリ使用率が90%を超えてしまいますよね。

予算に余裕があれば、128GB(32GB×4)への増設も検討する価値があります。

DDR5-5600の128GBキットは50,000円前後と高額ですが、メモリ不足によるストレスから完全に解放され、どんな作業でも快適に行えるようになるのです。

ストレージは4TB SSD+セカンダリストレージ

プロフェッショナルな開発環境では、ストレージ容量も重要な要素です。

メインストレージとして4TBのGen.4 NVMe SSDを搭載し、OSとアプリケーション、現在進行中のプロジェクトを配置します。

さらに、過去のプロジェクトやアセットライブラリ用に、2TBのセカンダリSSDを追加するのが理想的な構成でしょう。

Gen.5 SSDは読込速度14,000MB/s超と魅力的ですが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になるため、コストと実用性を考えるとGen.4 SSDの方が賢明な選択です。

WDのBlack SN850Xの4TBモデルなら、読込速度7,300MB/sの高性能を維持しながら、発熱も抑えられています。

冷却システムにも投資する

ハイエンドCPUとGPUを搭載する場合、冷却システムへの投資も忘れてはいけません。

Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dは、負荷時に200W以上の発熱を生じるため、空冷であればツインタワー型の大型クーラー、水冷であれば280mmまたは360mmのラジエーターを持つオールインワン水冷クーラーが必要です。

DEEPCOOLのAK620やNoctuaのNH-D15といった空冷クーラーは、静音性と冷却性能のバランスに優れており、多くのハイエンドユーザーから支持されています。

水冷派であれば、CorsairのiCUE H150i ELITEやNZXTのKraken Z73が人気です。

ケースは拡張性とエアフローを重視

ハイエンド構成では、PCケースの選択も重要になってきます。

複数のストレージを搭載し、大型のCPUクーラーやグラフィックボードを収めるには、ミドルタワー以上のサイズが必要です。

NZXTのH9シリーズやLian LiのO11 Dynamicといったピラーレスケースは、3面が強化ガラスで構成され、内部の美しいパーツ配置を楽しめます。

エアフローを重視するなら、Fractal DesignのTorrent CompactやCOOLER MASTERのMasterCase H500Pが優れた選択肢でしょう。

最近では、Fractal DesignのNorth XLのように、フロントパネルに高級木材を使用したデザイン性の高いケースも人気が上昇中です。

30万円台の推奨構成表

パーツ種別 推奨スペック 参考価格帯
CPU Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D 70,000円~95,000円
マザーボード Z890 / X870E チップセット 40,000円~60,000円
メモリ DDR5-5600 64GB(32GB×2) 24,000円~30,000円
ストレージ(メイン) Gen.4 NVMe SSD 4TB 35,000円~48,000円
ストレージ(サブ) Gen.4 NVMe SSD 2TB 18,000円~25,000円
グラフィックボード RTX5070Ti / RTX5070 75,000円~95,000円
電源ユニット 850W 80PLUS Gold 16,000円~22,000円
PCケース ミドルタワー ピラーレス 18,000円~28,000円
CPUクーラー 水冷360mm / 空冷ツインタワー 15,000円~25,000円
合計 311,000円~428,000円

この構成であれば、Unreal Engine 5の最新機能を使った本格的なプロトタイプ制作や、4K動画編集、複雑なシミュレーションの実行まで、あらゆる作業を快適にこなせます。
プランナーとしてキャリアを積み、将来的にテクニカルディレクターやインディーゲーム開発者を目指す方にとって、長期的な投資として充分に価値のある構成といえるでしょう。

BTOパソコンと自作PCの選択基準

BTOパソコンと自作PCの選択基準

時間と手間を考慮した現実的な判断を

ゲームプランナー向けPCを入手する方法として、BTOパソコンを購入するか、自作PCを組み立てるかという選択肢があります。

BTOパソコンは組み立てやセットアップの手間が不要で、保証も充実しているため、PC構築に時間をかけたくないプランナーに最適です。

一方、自作PCは細部までカスタマイズでき、パーツ選びの楽しさを味わえますが、組み立てやトラブルシューティングに時間がかかる可能性があります。

BTOパソコンのメリットとデメリット

BTOパソコンの最大のメリットは、注文から数日で完成品が届き、すぐに作業を開始できる点です。

マウスコンピューターやパソコン工房、ドスパラといった大手BTOメーカーは、ゲームクリエイター向けのラインナップも充実しており、用途に応じた最適な構成を選べます。

また、初期不良や故障時のサポートが手厚く、パーツ単位での保証も受けられるため、PC知識に自信がない方でも安心して使用できるのです。

デメリットとしては、パーツメーカーの選択肢が限られることや、同じ構成を自作するよりも若干割高になる点が挙げられます。

それでも、組み立てやセットアップにかかる時間を考慮すれば、BTOパソコンのコストパフォーマンスは決して悪くありません。

自作PCのメリットとデメリット

自作PCの魅力は、すべてのパーツを自分で選択できる自由度の高さにあります。

CPUクーラーをDEEPCOOLのAK620にして、ケースをLian LiのO11 Dynamic EVOにして、メモリはGSkillのTrident Z5シリーズで統一するといった、細部までこだわった構成が実現できるのです。

また、将来的なアップグレードも容易で、グラフィックボードだけを最新モデルに交換したり、ストレージを追加したりといったカスタマイズが自由に行えます。

デメリットは、パーツの相性問題やBIOSの設定、ドライバのインストールなど、ある程度のPC知識が必要になる点です。

初めて自作PCに挑戦する場合、組み立てだけで半日から1日かかることもあり、トラブルが発生すれば解決にさらに時間を要するでしょう。

結局どちらを選ぶべきか

私の結論としては、初めてゲームプランナー向けPCを購入する方や、すぐに作業を開始したい方はBTOパソコンを選択すべきです。

特に、仕事で使用するPCの場合、トラブルによるダウンタイムは生産性に直結するため、充実したサポートを受けられるBTOパソコンの方が安心感があります。

一方、PC構築の経験があり、パーツ選びやカスタマイズを楽しみたい方、将来的に頻繁にアップグレードを行う予定がある方は、自作PCを選択するのが良いでしょう。

どちらを選んでも、本記事で紹介した構成を参考にすれば、ゲームプランナーとして快適に作業できる環境が手に入ります。

ゲームエンジン別の推奨スペック

ゲームエンジン別の推奨スペック

Unityでの作業に最適な構成

Unityは比較的軽量なゲームエンジンとして知られていますが、3Dゲーム開発やHDRPを使用した高品質なビジュアル制作では、相応のスペックが必要になります。

Unity 2023以降のバージョンでは、CPUに8コア以上、メモリに32GB以上、グラフィックボードにRTX5060Ti以上を推奨します。

特に、複雑なシーンでのライティングベイクやシェーダーコンパイルは、CPUのマルチスレッド性能に大きく依存するため、Core Ultra 7 265KやRyzen 7 9700Xといったミドルハイクラス以上のCPUが理想的です。

2Dゲーム開発であれば、より低いスペックでも快適に作業できますが、将来的に3Dゲーム開発に移行する可能性を考えると、最初から余裕のある構成を選んだ方が賢明でしょう。

Unreal Engine 5での作業に必要な性能

Unreal Engine 5は、NaniteやLumenといった最新技術を搭載した高機能なゲームエンジンですが、その分要求スペックも高くなっています。

快適に作業するには、CPUに12コア以上、メモリに64GB以上、グラフィックボードにRTX5070以上が必要と考えた方がいいでしょう。

特に、Lumenを使用したリアルタイムグローバルイルミネーションは、GPUに大きな負荷をかけるため、VRAMが12GB以上のグラフィックボードが推奨されます。

私がUnreal Engine 5でテストプロジェクトを作成した際、RTX5070Tiの16GB VRAMでは余裕を持って作業できましたが、8GB VRAMのRTX5060Tiでは大規模なシーンでVRAM不足の警告が表示されることがありました。

Godot Engineは低スペックでも快適

インディーゲーム開発者に人気のGodot Engineは、軽量で動作が軽快なゲームエンジンです。

2Dゲーム開発であれば、Core Ultra 5 235FやRyzen 5 9600といったエントリークラスのCPUと、16GBのメモリ、CPU内蔵グラフィックスでも充分に作業できます。

3Dゲーム開発でも、RTX5060Tiクラスのグラフィックボードがあれば快適に動作するため、予算を抑えたい方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

ただし、Godot 4以降はVulkanレンダラーを採用しており、古いグラフィックボードでは正常に動作しない可能性があるため、最新世代のGPUを選択することをおすすめします。

ゲームエンジン別推奨スペック比較表

ゲームエンジン 推奨CPU 推奨メモリ 推奨GPU 用途
Unity 2D Core Ultra 5 235F / Ryzen 5 9600 16GB CPU内蔵GPU 2Dゲーム開発
Unity 3D Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X 32GB RTX5060Ti / RX9060XT 3Dゲーム開発
Unity HDRP Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D 64GB RTX5070Ti / RTX5070 高品質3Dゲーム
Unreal Engine 5 Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D 64GB RTX5070Ti / RTX5070 最新3Dゲーム
Godot 2D Core Ultra 5 235F / Ryzen 5 9600 16GB CPU内蔵GPU 2Dインディーゲーム
Godot 3D Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X 32GB RTX5060Ti / RX9060XT 3Dインディーゲーム

この表を参考に、自分が主に使用するゲームエンジンと開発するゲームの種類に応じて、最適なスペックを選択してください。

周辺機器の選び方

周辺機器の選び方

モニターは作業効率を大きく左右する

ゲームプランナーの作業効率を高めるには、適切なモニター選びが欠かせません。

デュアルモニター構成が最も実用的で、メインモニターに27インチの4K解像度、サブモニターに24インチのフルHD解像度を組み合わせるのが理想的です。

メインモニターでゲームエンジンやPhotoshopを表示し、サブモニターで企画書やリファレンス資料を開くといった使い方ができるため、ウィンドウの切り替え頻度が減り、作業に集中できます。

リフレッシュレートについては、ゲームプランナーの用途であれば60Hzでも充分ですが、予算に余裕があれば144Hz以上のモニターを選ぶと、マウスカーソルの動きが滑らかになり、長時間作業での目の疲れも軽減されるでしょう。

キーボードとマウスは長時間使用を前提に

1日8時間以上PCに向かうゲームプランナーにとって、キーボードとマウスの選択は健康面でも重要です。

キーボードは、タイピング音が静かで疲れにくいメンブレン式か、打鍵感が心地よいメカニカル式(茶軸または赤軸)がおすすめです。

私自身、長年メカニカルキーボードの青軸を使用していましたが、オンライン会議中のタイピング音が気になり、静音性の高い赤軸に切り替えたところ、周囲への配慮だけでなく、自分の集中力も向上したことを実感しています。

マウスは、手のサイズに合ったエルゴノミクスデザインのものを選び、DPIは1600から3200程度に設定すると、細かい操作と大きな移動の両方が快適に行えます。

ヘッドセットはオンライン会議の必需品

リモートワークが当たり前になった現在、高品質なヘッドセットはゲームプランナーの必需品です。

ノイズキャンセリング機能付きのマイクを搭載したヘッドセットなら、自宅の生活音を拾わずにクリアな音声でコミュニケーションが取れます。

SteelSeriesのArctis NovaシリーズやLogicoolのG PRO Xシリーズは、音質とマイク性能のバランスに優れており、長時間装着しても疲れにくい設計になっています。

イヤホン派であれば、AnkerのSoundcore Liberty 4のようなアクティブノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンも選択肢に入るでしょう。

外付けストレージでバックアップ体制を構築

ゲームプロジェクトのファイルは、開発会社の貴重な資産です。

万が一のデータ損失に備えて、外付けSSDまたはNASによるバックアップ体制を構築することをおすすめします。

Samsung T9のような高速な外付けSSDなら、2TBのプロジェクトファイルを数分でバックアップでき、持ち運びも容易です。

複数人でプロジェクトを共有する場合は、SynologyやQNAPのNASを導入すると、自動バックアップとバージョン管理が実現でき、チーム全体の作業効率が向上します。

将来のアップグレード計画

将来のアップグレード計画

最初に投資すべきパーツと後回しでいいパーツ

PC構成を考える際、最初に投資すべきはCPU、マザーボード、メモリ、電源ユニットの4点です。

これらのパーツは後からアップグレードするのが難しく、特にCPUとマザーボードは世代が変わるとソケット形状が変更されるため、基本的に同時交換が必要になります。

一方、グラフィックボードとストレージは比較的容易にアップグレードできるため、予算が限られている場合は、最初は控えめなスペックで始めて、後から性能を向上させる戦略も有効です。

例えば、最初はRTX5060Tiで運用を開始し、1年後にRTX5080やRTX5090にアップグレードするといった計画を立てられます。

メモリとストレージは段階的に増設可能

メモリとストレージは、PC構築後でも簡単に増設できるパーツです。

最初は32GBのメモリと2TBのSSDで運用を開始し、作業内容が高度化してきたタイミングで64GBや128GBに増設する方法が現実的でしょう。

ストレージについても、マザーボードに複数のM.2スロットがあれば、後から2台目、3台目のSSDを追加できます。

ただし、メモリを増設する際は、既存のメモリと同じメーカー・同じ規格のモジュールを選ぶことで、相性問題を回避できる可能性が高まります。

グラフィックボードのアップグレードタイミング

グラフィックボードは、ゲームエンジンの新機能や高解像度モニターへの対応が必要になったタイミングでアップグレードするのが賢明です。

例えば、最初はRTX5060Tiで運用していて、Unreal Engine 5の最新機能を使った大規模プロジェクトに参加することになった場合、RTX5070TiやRTX5080にアップグレードすることで、作業効率が大幅に向上するでしょう。

グラフィックボードの価格は発売直後が最も高く、半年から1年経過すると10%から20%程度値下がりする傾向があるため、急ぎでなければ価格が落ち着いたタイミングで購入するのも一つの戦略です。

電源ユニットは余裕を持った容量を選ぶ

将来のアップグレードを見据えるなら、電源ユニットは現在の構成よりも余裕のある容量を選んでおくべきです。

例えば、現在の構成で500W程度の消費電力であっても、750Wまたは850Wの電源ユニットを選択しておけば、将来的にハイエンドグラフィックボードにアップグレードしても電源を交換する必要がありません。

80PLUS GoldまたはPlatinum認証の電源ユニットなら、高効率で発熱も少なく、長期間安定して使用できます。

CorsairのRM850xやSeasonicのFOCUS GX-850といったモデルは、信頼性が高く多くの自作PCユーザーから支持されています。

よくある質問

よくある質問

ゲームプランナーにグラフィックボードは本当に必要ですか

ゲームエンジンを使用する場合、グラフィックボードは必須といえます。

UnityやUnreal Engineのビューポート表示は、GPUの性能に大きく依存しており、CPU内蔵グラフィックスでは快適な作業ができません。

特に、3Dゲームのプロトタイプ制作やレベルデザインを行う場合、RTX5060Ti以上のグラフィックボードがあると作業効率が大幅に向上するのです。

一方、企画書作成やスプレッドシート管理が中心で、ゲームエンジンをほとんど使用しないプランナーであれば、CPU内蔵グラフィックスでも充分に業務をこなせるでしょう。

ノートPCとデスクトップPCはどちらがおすすめですか

デスクトップPCの方が圧倒的におすすめです。

同じ予算であれば、デスクトップPCの方が高い性能が得られ、冷却性能も優れているため、長時間の作業でも安定して動作します。

また、将来的なアップグレードも容易で、グラフィックボードやメモリ、ストレージを自由に交換できる点も大きなメリットです。

ノートPCは持ち運びができる利点がありますが、ゲームエンジンを使用する作業では発熱と騒音が問題になりやすく、性能も制限されます。

外出先での作業が頻繁にある場合は、デスクトップPCをメイン機として、サブ機に軽量なノートPCを用意する構成が理想的でしょう。

IntelとAMDのCPUはどちらを選ぶべきですか

現在の世代では、どちらを選んでも大きな差はありません。

Core Ultra 7 265KとRyzen 7 9700Xを比較すると、マルチスレッド性能ではCore Ultra 7が若干優位ですが、シングルスレッド性能とコストパフォーマンスではRyzen 7が魅力的です。

私の経験では、Unreal Engine 5のビルド時間はCore Ultra 7の方が短い傾向がありますが、日常的なエディタ操作では両者の差を体感することはほとんどありません。

結局のところ、予算と好みで選んで問題ないといえます。

メモリは32GBと64GBのどちらを選ぶべきですか

使用するゲームエンジンと作業内容によって判断すべきです。

Unityでの2D・3Dゲーム開発や、Unreal Engine 5での小規模プロトタイプ制作であれば、32GBで充分に快適に作業できます。

一方、Unreal Engine 5で大規模なオープンワールドのレベルデザインを行う場合や、動画編集を頻繁に行う場合は、64GBあると安心です。

予算に余裕があれば、最初から64GBを選択しておくと、将来的にメモリ不足で悩むことがなくなるでしょう。

Gen.4とGen.5のSSDはどちらを選ぶべきですか

現時点ではGen.4 SSDが最適な選択です。

Gen.5 SSDは読込速度14,000MB/s超と魅力的ですが、発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。

また、価格もGen.4 SSDの1.5倍から2倍と高額です。

ゲームエンジンのプロジェクト読み込みやアセットストリーミングにおいて、Gen.4 SSDの7,000MB/s前後の速度でも充分に快適であり、Gen.5 SSDの超高速性能を活かせる場面は限られています。

コストパフォーマンスと実用性を考えると、Gen.4 SSDを選択した方が賢明でしょう。

BTOパソコンのカスタマイズで優先すべき項目は何ですか

BTOパソコンをカスタマイズする際、最優先すべきはメモリとストレージの容量です。

多くのBTOメーカーは、標準構成でメモリ16GB、ストレージ500GBといった最小限の構成を提示していますが、ゲームプランナーの用途では明らかに不足しています。

メモリは32GB以上、ストレージは2TB以上にカスタマイズすることで、快適な作業環境が実現できるのです。

CPUクーラーについても、標準の小型クーラーではなく、大型の空冷クーラーまたは水冷クーラーにアップグレードすることで、冷却性能と静音性が向上します。

電源ユニットも、80PLUS Bronze以上の高効率モデルを選択すると、長期的な信頼性が高まるでしょう。

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